世界中の企業がAIのもたらす莫大な可能性と向き合う中、Microsoftは再び、エンタープライズAIの最前線に立ちました。 それが新たに発表された「Microsoft 365 Copilot Chat」です。 「また名前が変わっただけでは?」と思う方もいるかもしれませんが、実際にはCopilotがすべての人に解放されたということです。 しかも、企業がこの画期的なAIテクノロジーを導入する際の初期投資を大幅に削減できる新しい仕組みも登場しています。
Microsoft 365 Copilot Chatとは?
Microsoftが2023年にCopilotを正式発表した際、「Bing Chat Enterprise」という軽量版が登場しました。これは多くのMicrosoft 365サブスクリプションに追加され、ユーザーは一部のCopilotのAI機能を活用できるようになりました。
ただし、$30/ユーザー・月の「Microsoft 365 Copilot」ライセンスとは異なり、Bing ChatはWebデータにしかアクセスできず、Officeアプリ内では利用できませんでした。それでもBing Chatは素晴らしいツールであり、この2年間で大きく進化してきました。昨年には名称が「Microsoft Copilot」に変更され、Copilotファミリーの拡大に合わせたブランディングが行われました。
そして今年、「Microsoft 365 Copilot Chat」として再び登場。
名前以外に何が変わったのでしょうか?
最大のニュースは、Copilot Chatの利用範囲が大幅に拡大されたことです。これまで一部のMicrosoft 365サブスクリプションのみに限定されていたCopilotが、今ではEntra ID(旧Azure AD)を持つすべてのユーザーに開放されました。
つまり、あなたの組織内の全社員がCopilot Chatを使えるということです。
Copilot Chatが活躍する実例
- 財務担当のStephanie:
以前は競合他社の財務データを探すのに何時間もかかっていました。
今ではCopilot Chatに「競合上位10社の昨年度の財務結果をまとめて」と依頼するだけです。 - マーケティング担当のDave:
ADHDのため長いTeams会議で集中力が続かず、重要な内容を聞き逃してしまうこともありました。
今では会議の文字起こしをCopilot Chatに渡し、「重要なポイントを要約して」と依頼するだけでOK。 - 倉庫チームのEmma:
HRポリシー変更をチーム全員に伝えるメールを書かなければなりません。
Copilot Chatに「わかりやすく伝えるメールを下書きして」とお願いするだけで、明確な文章が完成します。
このように、Copilotを活用することで従業員の生産性を大幅に向上できます。
最大の価値は「時間の節約」です。
Copilotが日常業務の煩雑なタスクを処理するほど、社員はより創造的な業務やビジネス成長につながるアイデアに集中できます。
Copilot Chat と Microsoft 365 Copilot の違い
Microsoftは両者の違いをわかりやすく示す比較表を公開しています。
Copilot Chatは無料で利用可能(Entra IDがあれば)、一方でMicrosoft 365 Copilotはアプリケーション統合などの高度な機能を提供する有料ライセンス($30/月)です。
コストを抑える新機能:「従量課金型 Copilot Agents」
ここで注目すべき新しい仕組みが登場しました。
それが「Pay-as-you-go Copilot Agents(従量課金型コパイロットエージェント)」です。
Copilot Agents自体は昨年10月に発表された機能で、特定のタスクを実行するCopilotをローコードで構築できる仕組みです。
たとえば、社員が「有給休暇の残数は?」「出張費の上限はいくら?」などと質問できるHRエージェントを構築し、人事部門の負担を大幅に軽減できます。
毎週の財務レポートを自動で集計するエージェントを作ることも可能ですし、自分専用の業務支援エージェントを構築することもできます。
これまでは、Copilot Agentを使うには組織全体に「Microsoft 365 Copilot」ライセンス($30/月)を展開する必要がありました。
しかし、今回の新モデルでは、Copilot Chat内でAgentsを従量課金制(Pay-as-you-go)で利用可能になり、導入コストが大幅に下がりました。
コスト比較の一例
企業規模: 500名
- 営業・財務部門(200名)にはMicrosoft 365 Copilotライセンスを導入。
- その他の300名は既存ライセンスに含まれるCopilot Chatを利用。
会社は全社員が使えるHR Copilot Agent(ホテル・交通手配を会社ポリシーに沿って自動処理)を導入予定。
これにより従業員1人あたり週1時間の業務削減、月間で約36,000ドルのROIが見込まれます。
従来の方法:
300名分のCopilotライセンス追加 → $30 × 300 = 月額9,000ドル
新しい方法:
従量課金型Copilot Agentsを使用。利用量(メッセージ数)に応じて課金。
平均50メッセージ/ユーザー/月の場合、月額200ドル程度のコストに。
結果:
Copilot費用で月8,800ドルの節約を実現しつつ、ROIは36,000ドルを維持。
ステップ
「Microsoft 365 Copilot Chat」やCopilot Agentsを自社でどう活用できるか知りたい方は、ぜひCrayonまでお問い合わせください。
Crayonは、企業がAIツール(Copilotなど)を最大限に活用するための支援を行っています。
Microsoftのトレーニング支援プログラムやファンディング制度を活用し、導入コストをさらに抑えることも可能です。
私たちは、社内トレーニングやCopilotチャンピオンの育成など、実用的で効果的な導入プロセスをサポートします。
今こそ、Copilotがビジネスにもたらす力を体感する絶好の機会です。
Microsoft パートナーの皆さまへ
お客様は今、これまで以上にあなたの支援を必要としています。
Copilotのサービスラインナップが拡大する中で、選択肢が複雑化し、混乱を招くリスクも高まっています。
パートナーとして、顧客がこの新しいAIの世界を安全かつ効果的に活用できるよう導くことが求められています。
Copilot Agentsは「ローコード」であり、「ノーコード」ではありません。最大限活用するためには専門的な知識が必要です。
一部の企業は社内にスキルを持っていますが、そうでない企業はあなたの支援を必要としています。
すでにMicrosoft 365 Copilot ChatやCopilot Agentsを導入していますか?
もしまだなら、今が始める絶好のタイミングです。
Crayonまでお気軽にご相談ください。
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